伝統的建造物群保存地区とは文化財保護法の改正によって、全国各地に残る歴史的な集落・町並みの保存が図られるようになった地区。所子地区は農村集落として平成25年に選定されました。
こちらの建物も条例規則に則り、建物を伝統的工法で修理し、必要に応じて昔の姿へ復元しました。
正玄関
アルミサッシから木製格子戸にやり替えです。格子のデザインもこの地区のデザインを取り入れています。
内側には防犯、防寒対策として撤去したアルミサッシを再利用、設置しています。
内側には防犯、防寒対策として撤去したアルミサッシを再利用、設置しています。
正玄関 式台の復元
縁側として利用していた空間ですが、着工前の調査から式台の形跡発見され正玄関として使われていたと推測し、復元することになりました。
庇
軒の出が大きい庇だったので、垂木を補強しつつ屋根野地板もやり替えです。
外壁
カケド板の張替え(写真の壁の一番下の板)
カケド板は杉板を焼い浮造りにすることで新しい感じを抑えました。
カケド板は杉板を焼い浮造りにすることで新しい感じを抑えました。
木製建具
アルミサッシだった縁側の建具を木製にやり替えです。
外部厠
外壁はトタン板張りでしたが、上部は漆喰塗り、下部はカケド板にやり替えです。
建具はフラッシュドアでしたが、杉板張りにやり替えです。
建具はフラッシュドアでしたが、杉板張りにやり替えです。